「胸式ラテラル呼吸」
ピラティスのご経験がない方には聞きなれない名前だと思いますが、これはピラティスエクササイズの時に使う呼吸法です。
正しく呼吸を行うためにはいきを完全に吐き出し、そして完全に吸い込まなければなりません。
濡れた布を最後の一滴まで絞り出すときのように、
常に肺の中から汚れた空気のすべての分子までも吐き出すようにしなければなりません。
ージョセフ・ピラティス
ピラティスさんは幼少時に喘息持ちだったそうで、そのせいでしょうか、
エクササイズ時の呼吸の大切さを強い情熱を持って伝えていらっしゃいます。
ヨガで主に使う腹式呼吸は、お腹の力を抜いて深く呼吸をします。
この時、横隔膜が大きく下がり内臓を下方に押すため押された内臓が前にでて、あたかもお腹に空気が入ったかのような呼吸となります。
実際にはお腹に空気は入りません。入るとしたら、急いでものを食べたときに入ってゲップとして出るあれだけです。笑)
一方、胸式ラテラル呼吸では、お腹を締めたまま(腹横筋をアクティブにしたまま)行います。
肋骨と肋骨の間には、肋間筋という筋肉があります。スペアリブの部分です。
胸式ラテラル呼吸では、その肋間筋を伸ばし肋骨間の隙間を開けることで肋骨のフレームそのものが拡張され、深く大きな呼吸となります。
この呼吸ができていない限り、ピラティスエクササイズは成り立ちません。
ピラティスエクササイズの中で、一番大切な要素なのです。
この呼吸法は、交感神経を刺激するので、身体に活力を与え代謝をあげ身体の中からポカポカになります。
ピラティスの「胸式ラテラル呼吸」で、ぽかぽか巡りのよいカラダを手に入れませんか?
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