6~7年ほど前から、テレビや雑誌などでかなり取り上げられた為、「インナーマッスル」という言葉はエクササイズをやらない方でもご存知というほど、認知度が上がってますね。
今日は、そのインナーマッスルの一つで、とても大きいパーツを占める腹横筋についてのお話をしましょう。
腹横筋は、字のごとく、筋繊維がお腹に沿って横に走っている筋肉で、腹筋の中で一番内側にある筋肉です。
この筋肉は、動作をするための筋肉ではなく、胸郭(あばら骨のパーツ)と骨盤の間の、ちょうど骨のフレームのないウエストを中心にしたお腹まわりを、コルセットのようにぐるりと覆い内臓や腰椎をサポートしています。
この筋肉が目覚めてくると、ウエスト周りはしまります。
同じ体重でも、この筋肉が使われているのと使われていないのでは、まるきり違うラインになります。
ボリューミーな女性の場合、この筋肉が働いていると、「ボン、キュッ、ボン」な体型に(古い表現ですみません・・)、そして、この筋肉が働いてないと、「ただの太った人」(なんて失礼な言い方、またもやすみません・・・)となってしまうのです。
ピラティスでは、この筋肉を常に起動させた状態でエクササイズを行います。
腹横筋は、意識をしていないとすぐに緩んでしまいます。
特に、動作をしている時には、ついつい動作で使う筋肉に意識がいってしまうので、腹横筋が緩んでしまったままでエクササイズをしてしまいがちなんです。 これでは、ピラティスエクササイズになっていません。
正しいピラティスエクササイズには、「集中力」がマストです。
インナーマッスルが起動していない方は、動作を行う際にもアウターマッスルを使ってバランスを取ろうとしてしまうため、全身がガチガチに緊張して「力が入った」状態になってしまいます。
ダンスやスポーツの先生から、「もっと力を抜いて」と注意されてしまう人は、本当は、「もっと、インナーマッスルを働かせて」ということなのかもしれませんよ。
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